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サプリは意味ない!「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」要約まとめ2

サプリは意味ない!「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」要約まとめ2

本記事で得られる教訓・メリット
・真に健康な食事が分かる
・成分信仰のリスクが分かる。

あなたが毎日健康のために飲んでいるそのサプリ、”意味がないどころか、逆に健康に悪影響を及ぼす”可能性があります。本記事では書籍「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を私の経験も交えて解説します。私の説明だけでは説明しきれないほど良い本なので、ぜひ本書を手にとってみてください。

あなたは「成分」にだまされていた!

食事と健康の関係を語る時、2つの観点から語られます。

  1. 「食品」の観点:かぼちゃは体に良いので食べましょう。
  2. 「成分」の観点:かぼちゃに含まれるβカロテンは体に良いので食べましょう。

あなたはどちらに馴染みがありますか?おそらく2.「成分」の方だと思います。しかし残念なことに、βカロテン単体では健康に良くありません。βカロテン単体は、むしろガンのリスクを上げることが明らかになっています。

最近まで(今も続いてる?)「成分」のみに着目した健康法が盛んに取り上げられていました。

  • 「食物繊維〇〇mgの飲料」
  • 「レモン〇〇個分のビタミンC」
  • 「ポリフェノールたっぷり」

どれも、見覚えがあると思います。しかし、近年になってこのような「成分」のみに着目した健康法に意味はない(むしろ有害)ということが明らかになっています。βカロテンやビタミンといった成分が健康によい効果を働くのは、その成分自体が良いのではなく、食品として様々な成分が組み合わさって力を発揮しているのです。本当に健康になりたいなら「成分」単品だけでなく、その成分を含む「食品」を食べることが重要なのです。

  • 「食物繊維〇〇mgの飲料」 →「食物繊維が豊富なさつまいもを食べよう」
  • 「レモン〇〇個分のビタミンC」 →「ビタミンCの豊富なほうれん草を食べよう」
  • 「ポリフェノールたっぷり」 →「ポリフェノールたっぷりなぶどうを食べよう」
サプリは意味ない!「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」要約まとめ2

βカロテンはがんのリスクを上げる

1990年代にβカロテンを含んだ飲料が流行しました。しかし、最近めっきり聞かないですよね?理由は上のとおり「βカロテンを単体で含んだ飲料は健康に良いどころか、むしろ有害である」ことが分かってきたからです。

1970年代に、緑黄色野菜を食べることで、胃がんや肺がんのリスクを下げられることが明らかになりました。そこから「緑黄色野菜に含まれるβカロテンがガンを予防する健康に良い成分」と考えられるようになりました。

しかし、その後の研究によりβカロテンを単体で摂取するとむしろ肺がんのリスクを上昇させ、さらに心筋梗塞のリスクも高まることが分かりました。

βカロテンを含んだ飲料がひっそりと消えた理由はこのためです。
もしかしたら、一昔前に流行して今はすっかり聞かない健康法は、同じ理由かもしれません…

サプリは意味ない!「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」要約まとめ2

「糖質制限ダイエット」のウソ

つい最近まで流行していましたね。いまでも続けている人は少なくないと思います。ここまで読んだみなさんなら薄々感づいていると思います。「糖質制限ダイエット」も大きな誤解を含んでいます。

「糖質単体」は、確かに血糖値を上昇させるという点で健康的とは言えません。しかし、糖質を含む果物をまるごと食べると血糖値はそこまで上昇しないことが最新の研究結果で分かっています。にもかかわらず人々は「糖質」という名前を聞くと「取らないほうが良い!!」と過剰に避けてしまいます。糖質は脳の活動に欠かせない重要な栄養素です。糖質を極端に避けるのではなく、「糖質を摂取しても血糖値が極端に上がらない」食品を食べるようにしましょう。

名門イエール大学予防医学センターは「成分に気を取られすぎたため、本当に栄養のある食品を摂取しなくなってしまうという失敗である」と警鐘を鳴らしています。

果物や野菜を加工したジュースは、加工の過程で、食品に含まれる多くの成分を取り除いてしまいます。ほぼ糖質だけが抽出された砂糖水になってしまうので健康には悪影響です。しかし、甘い果物をまるごと食べることは逆に健康的です。ダイエット中にどうしても甘いものが食べたくなったら、ジュースではなく果物をまるごと食べましょう。

最後に

本記事で「βカロテン単品は有害」ということを取り上げましたので気になって調べたところ、2020年10月現在「βカロテン単品を摂取するサプリ」は数多く販売されていました。販売元にはみなさんおなじみの超有名メーカーもあります。

また、インターネットで「βカロテン」と検索すると、「健康に良い」情報ばかりがヒットします。「βカロテン 危険」と検索すると、やっと本記事と同様の情報がヒットします。

正直、驚きました。

みなさんが普段飲んでるそのサプリ、実は危険なものかもしれません。みなさんも「普段飲んでるサプリの名前 危険」「普段飲んでるサプリの名前 リスク」などで調べてみてはいかがでしょうか?もちろん情報元となるソースがしっかりしているかは自己責任で。

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