【レビュー】TicNote AIボイスレコーダーを徹底解説|録音・文字起こし・要約の実力とは?

【レビュー】TicNote AIボイスレコーダーを徹底解説|録音・文字起こし・要約の実力とは? 生活を便利にするソフト/デバイス
【レビュー】TicNote AIボイスレコーダーを徹底解説|録音・文字起こし・要約の実力とは?

最近話題のAIボイスレコーダー「Mobvoi TicNote(モブボイ ティックノート)」。

会議や講義、インタビューなどを高音質で録音し、AIが自動で文字起こし・要約してくれると注目されています。

本記事では、実際にTicNoteを使って感じたメリット・デメリットを率直にレビューしつつ、ユーザーの口コミも詳しく解説します。

「AIボイスレコーダーって本当に便利なの?」「どんな人に向いてるの?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

Mobvoi TicNote AIボイスレコーダーの特徴と機能

まずは、TicNoteの特徴と機能を実際に使った感想も交えて解説していきます。

TicNoteの外観は下の写真のようになっています。サイズはクレジットカードくらいの大きさで、厚みは3mmになります。財布やIDカードケースに収まるサイズ感がGoodです。

一番右の写真のように、充電は専用のケーブルを使用することになります。

TicNote外観
TicNote外観

TicNoteのスペックを一覧表の形式でまとめると下のようになります。

カテゴリ詳細
サイズ・重量86 × 55 × 3 mm
29 g
アルミケース
OLEDディスプレイ
マイク3 MEMSマイク
録音品質:1536 kbps
ノイズ低減性能(MOS):3.5~4.2
バッテリー容量:470 mAh
充電時間:1.5 時間
使用時間:25 時間
スタンバイ:20日以上
記録容量録音時間:約434 時間
ストレージ容量:64 GB
対応形式オーディオ:WAV
要約:Markdown・DOCX・PDF
文字起こし:TXT
マインドマップ:PNG・Xmind

では、次の章からTicNoteの機能を詳しく見ていきましょう。

【高音質】会議や講義に最適な録音性能

Mobvoi TicNote AIボイスレコーダーは、高音質で録音ができるところが大きな特徴の1つです。

電話や会議、さらには屋外でのインタビューに至るまで、色々なシーンで活躍します。

様々なシーンで高音質で録音できる理由は2つあります。

1つ目は、本体内蔵された3つのマイクです。これにより収音機能が高まり、さらにノイズ軽減機能により会話内容だけをクリアにキャッチすることができます。

2つ目は、シーンに合わせたモード切替えです。本体のボタンで「スピーカーモード(周囲の音を録音)」と「ヘッドフォンモード(スマホ通話を録音)」を切り替えることで、シーンに最適化された録音ができます。

実際に私も、以下の3つのシーンで使ってみました。

① 仕事で会議室(10名くらい入れる大きめの部屋)での打ち合わせ 
② プライベートで飼い犬の病院で先生との会話 
③ 屋外でのスマホでの通話

どのシーンでも高音質で録音されていました。私が実際に使った例の詳細は後ほど紹介します。

【AI要約機能】Shadowエージェントで自動で議事録作成

AIエージェント
AIエージェント

TicNoteは、録音と文字起こしだけでなく、AIでその内容を要約してくれます。このAI要約機能は「Shadowエージェント」と呼ばれます。

「Shadowエージェント」は、文字起こしされた録音内容を元に、議事録の形式での要約やマインドマップの形式でのまとめをしてくれます。

特にビジネスシーンで重宝します。例えば、会議でメモを取る時間がなくてもAIが録音した音声データを要約してくれるから、後で重要なポイントを掴むことができます。

時間が節約できることはもちろん、内容も詳細に掴めるから、効率的に仕事を進めることができます。

私が実際に使った議事録の詳細は、後ほど紹介します。

直感的な操作で誰でもすぐに使えるUI設計

録音モード切替とワンタッチ録音
録音モード切替とワンタッチ録音

Mobvoi TicNoteは、UI設計も優れています。

テクノロジーにあまり詳しくない人でも簡単に使いこなせるようになっています。

例えば、録音したいときは本体のボタンをワンプッシュするだけでOK。録音終了もワンプッシュと非常にシンプルです。忙しい会議や急に話しかけられたときでも、すぐにTicNoteを手に取って、録音を始められるわけです。

録音情報はBluetoothでスマホアプリに同期して要約されますが、要約した内容はメールやLINEなどで簡単に共有できます。

新しいデバイスを使うのがちょっと心配って人でも安心して使えます。

ポケットサイズで軽量!外出先でも快適に使える

TicNoteはサイズ感が絶妙に設計されています。

前述のとおり、サイズはクレジットカードくらいの大きさで、厚みは3mmになります。財布やスマホケースのカードポケット、上着のポケットに収まるサイズなので、携帯しやすくなっています。

重さはわずか29 gで、出先から出先へ移動が多い人にとって、軽量でコンパクトなサイズは大きなプラスポイントです。ちょっとしたすき間にサッと忍ばせることができます。

私は、どこに行くにもスマホを携帯しているので、手帳型スマホケースのカードホルダーに忍ばせています。

スマホケースのポケットに入れて携帯
スマホケースのポケットに入れて携帯

手帳型ケースを使っていない人でも、同梱の専用ケースを使えば、MagSafeでスマホにつけて携帯することもできます。

専用ケース
専用ケース

【レビュー】Mobvoi TicNoteを実際に使って分かったこと

私が実際に使ってみて、どうだったかを詳しく解説します。

仕事でもプライベートでも役立つ!録音活用シーン

TicNoteを使ってみてまず気づくのは、用途の幅広さです。

仕事のシーンでも、たとえば会議の議事録をとるためにバリバリ使えますし、プライベートでは日常の些細な会話や貴重な瞬間を記録するのにぴったりです。

会議中に重要なポイントをメモする手間なしに、TicNoteがすべてキャッチしてくれます。

このデバイスがあれば、たとえ会議が長引いても、後で聞き返して整理することができるので、スムーズに仕事を進めることができます。

プライベートでも、病院での先生との会話や家族との大切な通話を録音して、後で確認することができます。


私がプライベートでTicNoteを実際に使用した実例を紹介します。

愛犬が動物病院に通院したときに、動物病院の先生の診察結果を言い渡されるときにTicNoteで録音しました。

前述のとおり、私はスマホケースにTicNoteをしまっていますので、診察にい入る前にスタートボタンを押して、診察室に入りました。

Ticnoteのディスプレイに録音中のマークが映りましたので、録音が開始されたことは確認しましたが、診察結果を聴いているときは、本当に録音できているのかわからなかったので少し不安に感じました(笑)

さて、ちゃんと録音できていたのか・・・?

詳しくは次の章で紹介します。

アプリで文字起こし&要約をすぐ確認できる便利さ

TicNoteのアプリですぐに文字起こしや要約が確認できるのが、これまた凄く便利です。

会議後に長い録音を聞き直す手間が省け、すぐに重要な情報を確認可能です。

スマホで録音データを確認し、文字起こしを開始し、しばらく待つと文字起こしが完了し、同時に要約したものも確認できます。

文字起こしや要約は、スマホアプリで保管されるので、後からアプリ内で検索することも可能です。


私がプライベートでTicNoteを実際に使用した実例を紹介します。

先ほど紹介した動物病院の続きです。動物病院の先生の診察は10分くらいで終わりました。待合室で文字起こしと要約を開始すると、約2分待つと完了です。

完了したものが下の画像になります。聞き逃してしまったことも含めて、詳細かつ分かりやすく要約されているのが一目瞭然です。

録音データを要約したもの
録音データを要約したもの

要約や文字起こし以外にも、AIがさらに詳しく調べて情報を提案してくれる『詳細リサーチ』や、要約内容を構造的に分かりやすく見せてくれる『マインドマップ』もあります。

『詳細リサーチ』では、会話の内容からさらに科学的なエビデンスのレポートを提案してくれます。『マインドマップ』は、会話の内容を枝分かれで表現する手法です。文章だけでは理解しにくいような難しい内容でも誰でも理解しやすい形にして提案してくれます。

このような質の高いアウトプットが、ボタンワンプッシュの録音と、数分の要約を待つだけで良いというのはかなり便利な機能だと思います。

要約以外の機能
要約以外の機能

録音データを共有・エクスポートする方法と活用法

TicNoteは録音したデータを、簡単に共有したりエクスポートする機能が整っています。単に録音して終わりじゃないのが、このデバイスの素晴らしいところです。

録音したデータは、デジタルファイルにしてメールやLINEで共有することができます。家族や友達の間でも、録音した重要な情報をシェアするのにこの機能は本当頼りになります。


私がプライベートでTicNoteを使用した実例を紹介します。

先ほど紹介した動物病院の続きです。文字起こしや要約データは私のスマホでしか確認できないため、家族にシェアしたいなぁ、と思っていたところ共有機能を発見しました。

共有機能ではLINEで要約情報を共有し、診察結果を正確に家族に伝えることができました。

下の画像では、上が文字起こししたテキストファイルで、下はその要約ページのファイルです。テキストベースのファイルなので、ファイル容量が小さくて済むのもポイントが高いです。

LINEでの共有
LINEでの共有

注意点:AI要約の使用にはクレジットが必要

クレジットでできること
クレジットでできること

ここで一つ注意点です。TicNoteのAI機能を利用するにはクレジット購入が必要です。クレジットとは、AI機能を使うときに消費するのもで、おおむね1分1クレジットとなっています。

クレジットの購入方法は2パターンあります。クレジットを欲しい時に都度購入するパターンと、サブスクリプションのパターンがあります。

都度購入する場合は、クレジットに応じて購入金額を選べるようになっており、購入金額が高い程クレジットへの還元率は高くなります。なお、この場合は購入後2年間クレジットは有効です。

サブスクリプションの場合は、クレジット還元率は都度購入より高いですが、毎月クレジットを使いきらないと、使い切らなかった分はゼロになってしまうので注意が必要です。

毎月、一定のクレジット使用が見込める場合はサブスクリプションがお得です。逆に、使用頻度や使用量が決まっていない場合は都度購入の方がおすすめです。

都度購入の場合
・¥500=150クレジット
・¥1500=750クレジット
・¥8000=3750クレジット
・¥14000=7500クレジット
※有効期限は2年

サブスクリプションの場合
・月間契約 ¥2,000=1500クレジット/月
・年間契約 ¥13,000=1500クレジット/月
※月ごとの未使用クレジットは消去される

Mobvoi TicNoteの口コミ・評判情報まとめ【2025年最新】

2025年最新のTicNoteユーザーの声を調べてみました。他のユーザーの声も購入の参考にしてみてください。

実際のユーザーのレビューから見えた評価ポイント

Mobvoi TicNoteについてのレビューを探ってみると、このボイスレコーダーが選ばれる理由には、音声をクリアに録音できるという点が挙げられます。他にも、便利なAI要約機能に惚れ込んでこれを選んだ、という意見も少なくありません。

加えて、ポケットサイズのコンパクトさから、どこでも気軽に持ち運びができるのが、日常生活をより快適にする要因として挙がっています。

高評価の理由と、今後期待される改善点

高評価をつけているユーザーからは「インターフェースがわかりやすい」「録音品質が素晴らしい」「アプリとの連携がスムーズ」といった意見が続々と出てきます。

しかし、テクノロジーには常に改善点がありますよね。例として、バッテリーの持ちがもう少し長ければいいや、要約機能の性能向上を望む声が聞こえています。

こんな使い方も!ユニークなユーザーの声を紹介

ユーザーの声を掘り下げてみると、ユニークな使い方をしている方たちにも遭遇します。

例えば、TicNoteを活用して日記代わりに音声を録音しているんです。忙しくて紙に書くのは大変、そんなときこそ音声記録は手軽で、気持ちや考えをそのまま残せるんですよね。

他にも、音声データの文字起こし機能を利用して、語学学習に活用するケースもあるんです。録音を使って自己紹介を何度も練習している方々もいるようです。

そんな多様な使い方を見つけるのも、TicNoteの魅力の一つですね!

買う前にチェック!TicNoteの気になるデメリット

Mobvoi TicNoteを買う前に、デメリットもしっかりチェックしておくことが大事です。

ユーザー評価を見ると、AI機能の使用にクレジットが必要なところがハードルになるかもしれません。しかしながら、このシステムはTicNoteだけではなく、AIボイスレコーダーという商品が一般的にこの仕様になっています。

せっかく本体を購入したのに、さらに追加で費用が掛かるという点に、違和感を持つ方は多いと思います。

私個人の意見としては、これだけの性能があり便利なデバイスなので、決して高い買い物だとは思いませんでした。

注意点を踏まえたうえで、TicNoteを上手に活用して、便利なレコーディングライフを送りましょう!

まとめ:TicNoteは“録って終わり”じゃない、使い倒せるAIボイスレコーダー

Mobvoi TicNoteは、ただ音を録音するだけのボイスレコーダーではありません。

AIによる文字起こし・要約・マインドマップ生成など、音声の「活用」までを強力にサポートしてくれる次世代ツールです。

特に、ビジネスや学習の場では「議事録作成の時短」「情報の整理・共有」「聞き逃しの防止」に大きな効果を発揮します。

また、手のひらサイズで持ち運びしやすく、シンプルなUI設計も魅力的。ガジェットが苦手な人でも安心して使えます。

ただし、AI要約にはクレジット消費があるため、使用頻度に応じたプラン選びが重要です。

✅ 会議・講義・インタビューの記録を効率化したい
✅ メモをとる手間を減らしたい
✅ 音声から情報を“使える形”で残したい

そんな方には、TicNoteは間違いなくおすすめできる一台です。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

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