結論
- 始める前に「動機づけ」をしろ!
- なぜ自己投資する必要があるのか?を考えよう
- 成果を高めるには身を削れ!
「英語の勉強を始めたけど続かない」「ダイエットに何度挑戦してもいつも失敗」そんな悩みありませんか?本書があなたのそんな悩みを解決してくれるかもしれません。
著者紹介・本書紹介
著者紹介
古市幸雄さん。
経歴
明治学院大学卒→読売新聞社→ニューヨーク州アルバニー大学でMBA取得
帰国後、3つのビジネスを立ち上げる
・翻訳
・手帳
・英語学校
英語学校は日本で唯一「発音とリスニングを同時に向上させるプログラム」を提供している。
本書紹介
本書の特に優れた点として、だれでも明日から実践できる“具体的な”勉強テクニック・心構えが書かれていることが挙げられます。よくある精神論だけの”役に立たない”勉強法ではなく、勉強が苦手な社会人・勉強の習慣がない人を前提に書かれているので、誰にでも役立つ情報が載っていると思います。
本書は、勉強を始めたい人向けに書かれていますが、ダイエットや新しい趣味を始めたいという人にも役立つ情報が満載だと思います。
始める前に「動機づけ」をしろ!
勉強やダイエットを途中で挫折してしまう多くの人は「動機づけ」ができていません。動機とは、あなたが勉強やダイエットを頑張る目的です。
- 頑張った結果、何を成し遂げたいのか?
- 頑張ったことで得られる利益やメリットは?
- 頑張らないと将来どう困ってしまうのか?
「TOEICで700点を目指す」と宣言しても、700点を達成した将来のあなた自身のイメージがないと、途中で飽きてしまうでしょう。「TOEIC700点」は目的ではありません。ただの手段です。ここでいう目的とは
- 「海外の友達を作りたい」
- 「仕事で海外のお客様と親密なコミュニケーションを取れるようになりたい」
のことです。そのための手段が「TOEIC700点」なのです。多くの人はこの手段が目的になっています。だから意義が見いだせず、いつも続かないのです。そうは言っても、「始める前から、そんなに具体的な目的なんてないよ!」という方もいるでしょう。その場合は「将来、あなたのなりたいイメージ」を考えることをおすすめします。目的ほど具体的ではありませんが、”イメージすらない状態”よりもずっと良いです。「TOEIC700点」を達成した先に「海外のお客様と英語ペラペラでゴリゴリにビジネスしているあなた」の姿を想像して見てください。カッコいいですよね(笑)
そのイメージを忘れないようにしましょう。そうすれば、心が挫けそうになったとき踏ん張る力になるはずです。
なぜ自己投資する必要があるのか?を考えよう
なぜ、机に向かう「時間」や、教材を買う「お金」をかけてまで、あなたは勉強するのでしょうか?それは「人は数年前の過去の蓄積で今の収入を得ているから」「今自己投資しないと、5年後、10年後はない」からです。
サラリーマンを例にします。中学校や高校の時を思い出してください。あの時は、周りの大人たちに言われたから毎日勉強していましたよね?当時はきっと多くの人が「こんなことやっても意味がない。将来役に立たない」と思ったはずです。しかし、あなたが今の仕事をしている、収入を得ているのはなぜでしょうか?それはあなたを雇った会社が、あなたのことを「学生時代に勉強をしてきた」という過去の蓄積を評価したからです。入社試験に筆記テストがあった方は、学生時代の勉強やテスト対策をしたという蓄積によって筆記テストにも合格し、今の会社に就職できているのです。

社会人になって数年経って昇給を経験された方もいると思います。なぜあなたが昇給できて、お給料が増えたのでしょうか?それは、入社以降それまでの過去の蓄積を、会社から評価されたからです。
サラリーマンを例に挙げましたが、フリーランスや自営業の方も同じです。今の収入を得ているのは、あなたが今まで頑張ってきたという過去の蓄積によるものです。これを裏返すと今自己投資しないと5年後、10年後はない。と言えます。このご時世です。大企業のサラリーマンと言っても安心できません。年功序列制度は崩れはじめています。きっと数年後には成果主義の評価方法にとってかわっているでしょう。会社が厳しい状況に立たされた場合、会社は存続のために従業員を切る決断をするでしょう。そのとき生き抜くことができるのは”今自己投資した人”に他なりません。
少々脅かし過ぎたかもしれません^^;
でもこう考えると「今自己投資しないとは、なんて愚かなことだろう」と思い、やる気があふれるはずです。私は勉強に飽きてしまいそうになったとき、「10年後、会社を首になって路頭をさまよう私」を想像して、奮起しています。
成果を高めるには身を削れ!
それでも勉強が続かない人は、身を削りましょう。身を削るとは、お金を払うことです。人間、お金を払って我が身を切ると「元をとらなければ」と考えるようになります。みなさんも経験あると思います。先輩から譲った参考書より、自分で本屋で買った参考書のほうが真剣になりますよね。世の中にはこの「身を削ってお金を払うことで、やる気をだす」ことをビジネスにしている人たちもいます。ライザップやパーソナルトレーナーがそうです。
普段から食生活に気を使い、適度な運動習慣がある人からすれば「なんで、こんなことにお金を払うんだろう?」と考えます。たしかにそのとおり!お金を払わずとも、健康的な食事や運動のやり方は、インターネットで検索すればいくらでも出てきます。しかも無料で!!
しかし、それができない人にとってライザップのように「お金を払ったんだから、元を取らねば」と動機づけしてくれるビジネスは大変ありがたいのです。「お金を出したら負け」と考える人もいますが、本当の負けとは”お金を惜しんで、何度も何度もダイエットに挑戦しては失敗して、自分はダメなんだと諦めてしまうこと”ではないでしょうか?私は、このようなビジネスを頼ることを”負け”だとは決して思いません。
ちなみに私は毎月1万円を費やしてゴルフレッスンを受けています。おかげでゴルフを始めて1年半でスコア100を切ることができました。お金を惜しんで独学で練習したら、今頃は上達しないどころか練習場に近づかない状態であったでしょう(笑)このおかげで新しいコミュニティができたり、昔の友達と遊んだり大変満足しています。
まとめ
結論
- 始める前に「動機づけ」をしろ!
- なぜ自己投資する必要があるのか?を考えよう
- 成果を高めるには身を削れ!
最後に
本記事の内容は、あくまでもザックリしたあらすじと、私の主観が多いに入っています。 もし気になったら、本書を手にとっていただければより理解が深まると思います。
1日30分を続けなさいの解説記事はこちら
