新型コロナウイルスの流行で「出勤するな」と会社から命令された2020年3月、暇を持て余した平凡サラリーマンの私は、断捨離を兼ねて不用品をフリマアプリに出品しました。ちょうど1年が経ったので、1年間のフリマアプリでの売上げと収益を公開します。
1年フリマを続けた結論
・不用品だけで1年で5万円儲かる
・「こんなものが?」意外に売れる
・複数のフリマアプリを活用すべし
- フリマアプリに興味があるけど始められてない人
- 1つのフリマアプリでしか出品してない人
- 近場のリサイクルショップで売ってる人
このような人は、もしかしたら大きなお小遣い稼ぎの機会を損しているかもしれません。
不用品だけで1年で5万円儲かる
1年間の売上げと収益
私が1年間フリマアプリを続けて得た売上げは約6万5千円です。そこから手数料や送料を引いた収益が約5万円です。本当の商売なら、ここからさらに仕入れ値や人件費・光熱費などを引いた金額が収益になりますが、私の場合、すべて家の中にあった不用品なので仕入れ値はゼロです。人件費・光熱費も普段の生活とほぼ何も変わらないのでゼロです。
下のグラフが実際の売上げと収益の推移です。グラフは、なだらかな右肩上がりになっています。ときおり金額の大きいものが売れるとグラフの傾きが大きくなります。
売り上げの頻度は、おおむね月に数回程度で発生しています。売上げが発生すると商品を梱包して発送しますが、月に数回程度なので私は負担に感じたことはありません。発送場所は郵便ポスト・コンビニ・郵便局・ヤマト営業所と色々選べるので、買い物のついでにパパっと済ませることが多いです。また、月に数回売り上げが発生するので、お金が入る喜びをちょくちょく得られるてモチベーションが下がりにくかったです。

1年間で5万円の収益は、1ヶ月に換算すると約4千円になります。月4千円掛かるものというと、以下のような費用が頭に思い浮かびます。フリマアプリを使って不用品を売るだけで、以下の費用を賄うことができます。
・水道代
・スマホ代
・月に1度の会食代
「こんなものが?」意外に売れる
商品カテゴリ別売上げ
私の1年間の売上げ金額を、商品のカテゴリで分けると下のグラフのようになります。一番大きいのは「ゲーム」です。昔はよくTVゲームで遊びましたが、最近はすっかりご無沙汰になってしまったので、ソフトやゲーム機本体を断捨離しました。ゲーム機本体は5千円〜8千円、ゲームソフトは500円〜2000円程度で売れます。街の中古ゲーム屋だと、ゲームソフトは二束三文にしかなりませんが、フリマアプリならそれよりもずっと高い値段で売れます。
次に大きいのは「スポーツ」です。私は趣味でゴルフをしています。ゴルフのコンペでゲットしたゴルフボールやマーカー、ポーチなどのアクセサリー品を売っています。これらのアクセサリーは、コンペでもらっても既に持っている場合が多いので、押入れの奥にしまわれてしまう可能性が高いですが、世の中には欲しい人がたくさんいます。
その次に大きいのは「家電」です。今となっては使わないコンパクトデジカメや、壊れた掃除機などのジャンク品が意外と売れます。1つ1つの売買価格数千円と高いので2,3個売れただけでも大きな収益になります。

その一方で、他のカテゴリでもそこそこ売れていることがわかります。本、CD、キャラクターグッズなど、カテゴリの数だけそれを欲しい人はいるのです。「こんなもの売れないだろ」と見切りをつけず、フリマアプリに出品してみると意外に売れるのです。次に、私が今まで売った意外なものを紹介します。
今まで売れた意外なもの
①エネキーステッカー
エネキーとは、エネオスのガソリンスタンドで使えるICチップです。ICチップにクレジットカードと紐づけることでキャッシュレスでガソリンを給油できます。ガソリンスタンド版のSuicaみたいな感じです。さらにエネキーを使うことで通常の販売価格より数円/L安く買えます。さらにさらに、エネキーにエネオスのクレジットカードを紐づけるともっとお得になります。

そんなエネキーを買ったときに、エネキーを装飾するためのステッカーがついてきました。「正直要らないなぁ」と思いましたが、ふとフリマアプリを調べてみると、このステッカーが結構売られていました。そこで出品してみると数日の内に販売できました。販売価格は300円程です。本来ゴミ箱行きのステッカーが数百円になりました。

②JAL工場見学ストラップ
羽田空港のJAL整備工場で一般の人向けに工場見学ができるのは知っていますでしょうか?工場見学に行くと、見学者である身分証明のために首からストラップを下げます。そしてこのストラップは工場見学後持って帰ることができます。飛行機は根強いファンが多いので、お金の匂いを感じた私は一緒に参加した友人にお願いして、彼のストラップをもらい、2つのストラップをフリマアプリで出品しました。2週間ほどすると買い手が付きました。売値は1,000円でした。工場見学に行くまでの電車代が浮きました。こちらも、気づかなければゴミ箱行きのものが1,000円になりました。

③充電器を無くしたデジカメ
衣替えをしていると、押し入れの中からデジカメを見つけました。10年近く前に購入したものでした。当時は今ほどスマホのカメラ機能が優秀ではなかったので、旅行の写真はデジカメで撮影していました。10年ぶりにデジカメの電源を入れるとどうやら動くようでした。しかし、電池の充電器だけがどこかにいってしまったようでした。フリマアプリで型番を検索すると、1万円以上の値段で売買されていました。そこでジャンク品として出品したところ、8千円で売れました。このときは心底「こんなものでも欲しい人はいるんだ」と感心しました。
複数のフリマアプリを活用すべし
フリマアプリ別売上げ
私の1年間の売上げ金額を、売れたフリマアプリで分けると下のグラフのようになります。一番多いのはメルカリで65%にも及びます。その次がpaypayフリマで26%、一番少ないのがラクマで9%になります。
「複数のフリマアプリに出品するのは面倒くさい」「一番多いメルカリだけでいいじゃん」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。フリマアプリは絶対に複数活用すべきです。その理由を次から紹介します。

結局どこのフリマアプリが一番良いの?
ええぞうの結論:一番は無い。一長一短。
利用者が一番多く売買が活発なのはメルカリ
フリマアプリのシェアの調査結果があります。これによるとメルカリが一番利用人口が多く、他との差は圧倒的です。利用人口が一番多いということは、あなたが出品した商品の見られる確率、売れる確率も一番高いということです。私の売り上げの大部分をメルカリが占めていることからも分かると思います。
フリマアプリでお小遣い稼ぎしたいなら、メルカリは外せません。

手数料が安く、クーポンが多いのはPayPayフリマ
出品した商品が売れた時に、売上金額から手数料が差し引かれますが、この手数料はバカにできません。手数料10%の場合、1万円の商品が売れると千円が手数料で持ってかれます。さらに配送代が千円弱掛かるとすると、最終的な収益は8千円程度まで下がってしまいます。
paypayフリマは、他2社よりも手数料が安く設定されているので出品者に優しいフリマアプリと言えます。さらに売上金はPayPayの支払いに使えるので使い勝手が良いです。

PayPayフリマは、時々とんでもなくお得なクーポンが配布されます。なかでもひときわお得なのが脅威の30%OFFクーポンです。このクーポンは購入者にとってお得なクーポンですが、実は出品者にとってもありがたいのです。購入者がかなりお得に購入できるということは、あなたの出品した商品が購入されるチャンスが増えることに繋がります。さらに、30%も割引されるので、商品価格が他のフリマアプリより高くても意外とあっさり売れてしまうのです。

楽天経済圏の人ならラクマがおすすめ
ラクマは利用人口は少ないですが、売上金が楽天ポイントとして使え、逆に楽天ポイントをラクマでの購入に使えるというのが一番の特徴です。楽天経済圏(日々の買い物や光熱費、通信費を楽天で賄っている)の人であれば、ラクマで売り上げたお金を楽天経済圏で消費することで、さらにポイントを生み出すことができます。逆に楽天経済圏で生み出したポイントをつかってラクマで買い物ができるので、実質無料でほしいものを買うことができます。
楽天経済圏にお住まいの方には、ラクマがおすすめです。
まとめ
1年フリマを続けた結論
・不用品だけで1年で5万円儲かる
・「こんなものが?」意外に売れる
・複数のフリマアプリを活用すべし
フリマアプリについて、こちらの記事でも紹介しています。
